ブランク明けの看護師が注意すべき2つの点

結婚や出産などでブランクを作ってしまった看護師は、再び働こうとする際に注意しなければならない点が2つあります。
以前と同じようにスムーズに働ける人はあまり多くありません。少なくとも以下の2点に留意し、準備を整えてから現場復帰することが大事です。

1つ目は、必要な看護技術が衰えている可能性があるということです。
例えば、注射の際に思ったように血管を捉えられなかったり、心電図を取る際にマニュアルなしでは操作を思い出せなかったりといったことがあります。採血で戸惑ったり検査の現場でマニュアルを参照していたりすると患者から不信感を抱かれてしまうことになるので、事前に技術面のフォローをしておくことは必須です。
技術は、実際に作業をしてみないとブランクが問題になっているかどうかがわからない面もあります。そのため、現場で研修を受けさせてもらえるよう手配しておきましょう。

2つ目は、医療知識が不足している可能性があるということです。
ブランク期間が長ければ長いほどこのリスクは高く、昔働いていた頃は常識と捉えられていたことが、現代では覆されていることも多々あります。基本的な治療方法が変更しているケースもあるので、特に専門分野の診療科で働く際は、医療知識を一から学び直すことが大事です。
自分で参考書を開いて勉強するのも良い方法ですが、実地で先輩から教わるのも合理的なやり方です。学ぶ意欲があることを周囲にわかるようにして、いつでも教えてもらえる環境を作りましょう。