潜在看護師のための復職支援

毎年多くの看護師が誕生しているのに、実際の現場は看護師不足という声が多く聞かれます。看護師の資格はあるものの、現在仕事に就いていない潜在看護師が多いのです。
潜在看護師がなぜ現場に復職しないのかを聞いてみると、出産や育児で忙しい、親の介護で出られないといった理由が挙げられます。また、最新の医療技術についていけないかもしれないから不安との理由もありました。

確かに、医療技術の進歩は目覚ましいものがあり、常にアップデートしていないと対応できないかもしれません。
しかし、復職したいと考えているなら、医療技術については学ぶ必要があります。今はインターネットや動画サイトでも勉強できますし、医療機関でもセミナーを開催しているので参加してみましょう。
自信がついたら不安もなくなるので、復職したいなら勉強は続けるのが得策です。

潜在看護師を復職させるために、各自治体では復職支援を行っています。内容は最新医療の基礎知識を学ぶもの、注射や点滴、採血などの実習、急変時の対応や体位変換の方法など、看護技術の基礎研修が開催されているのです。
各自治体にナースセンターが設置されており、ここでは看護師をサポートするために様々なサービスを行っています。看護師に戻りたいと考えているものの不安がある、という人の相談にも対応してくれるので安心です。
せっかく頑張って看護師資格を取得しても、そのままにしておくのはもったいないでしょう。ぜひもう一度自信をつけて、現場への復帰を目指してみてください。